「ふじ丸」 最後の函館寄港
update 2013/5/11 10:17
日本チャータークルーズの豪華客船「ふじ丸」(2万3235トン)が10日、函館港に寄港した。6月の引退を控え、函館での最後の勇姿を写真に収めようと市民らも西ふ頭を訪れ、乗客281人は午後9時まで市内近郊の観光を楽しんだ。
同船は国内初の本格的クルーズ客船として1989年に就航。全長167メートル、全幅24メートル、客室数163室を備える。函館には就航年の初寄港から通算21回目の入港となった。
今回は7日に神戸を出港し、東京、石巻を経て日本海側に抜ける「初夏の日本一周クルーズ」の最中。歓迎セレモニーで片岡格副市長は函館の港湾振興に貢献した同船に感謝し、「函館の街なみや名所、食を堪能して思い出を残して」とあいさつ。ミスはこだての近江あずささんらから乗客の代表者に花束が贈られた。
この日は、船内でコース料理が楽しめる市民見学会も催され、ステージショーなどのイベントを堪能。デッキでの記念撮影を楽しむなど、つかの間のクルーズ気分を味わった。
これまで「にっぽん丸」の乗船を中心にクルーズ旅行を十数回楽しんでいるという愛知県の秦勝康さん(79)は「函館にクルーズ船で来るのは初めて。荷物を持ち歩くこともなく、ぜいたくだとは思うが、ゆっくりできることが船旅の魅力。船内は楽しむところもあり、食事もいいですよ」と話していた。
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