道新幹線 広域観光振興へ連携

update 2013/5/10 10:09


 【北斗】3年後の北海道新幹線開業を見据え、広域観光の振興や宣伝活動の連携を図っていこうと、沿線自治体や観光団体、交通機関でつくる「北海道新幹線新駅沿線協議会」が9日、発足した。北斗市役所で開いた設立総会で、周遊パスポートの実証実験などを盛り込んだ着地型観光魅力づくり推進事業の計画案を承認した。

 構成団体は、函館、北斗、七飯、森、鹿部の5市町やJR北海道、函館国際観光コンベンション協会、渡島総合振興局など15団体。

 計画では、札幌や仙台で実施する既存のグルメイベントやJR東日本などと連携して宣伝活動を展開。バスや函館市電など二次交通の検証、通年型観光の取り組みなどを進めていく。

 昨年11月〜今年2月にJR北海道が販売した共通フリー乗車券「はこだて旅するパスポート」を継続し、二次交通網活用の実証実験を実施。JRの列車や市電、バスなど多様な公共交通を組み合わせた周遊パスポートで、販売目標を500枚とした。アンケート結果を検証して次年度以降の商品化を目指す。

 このほか、観光客が落ち込む冬期観光の発掘や函館市や沿線自治体を結ぶバスの運行の実証実験も計画している。

 同協議会の石田優会長(北斗市経済部長)は「各市町にある観光素材を生かし、新幹線の開業効果を道南全体に広げていきたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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