昨年の市内高校生 進学率 過去最高41%
update 2013/5/10 10:08
函館市などが行った調査によると、昨年3月に卒業した市内高校生の大学・短大などへの進学率は41・4%と、過去最高になったことが分かった。2年連続の上昇で、前年比0・9ポイント増。景気低迷による厳しい就職状況などが影響しているとみられる。
昨年の市内高卒者は2711人で、このうち1122人(男533人、女589人)が大学や短大などに進学した。
男女別の進学率は、男子が同2・5ポイント増の40・9%で2年連続の上昇。女子は同0・8ポイント減の41・8%と2年ぶりに低下した。 道と比較すると函館は2010年まで下回っていたが、11年に0・1ポイント、12年は1・2ポイント上回った。全国比では例年10%以上の差があり、12年は12・1ポイント下回った。
市内のある私立高では10年ほど前まで就職と進学希望者が半々だったが、ここ数年は進学希望が6〜8割を占めているという。
同校の進路担当教諭は「厳しい就職環境が影響しているが、少子化で以前より大学に入りやすくなったことも考えられる」と説明。また「就職が決まらず、やむを得なく進学に切り替えるケースもある」とし、「不景気のときは進学者が増える。今後も率は上がるのでは」と予測する。
同調査によると、昨年の市内高卒者で就職した生徒の割合は22・2%(男24・1%、女20・5%)で、08年比で2・4ポイント低下。函館公共職業安定所がまとめた今春の渡島・桧山管内高卒者の就職率(希望者に対する決定率)は92・1%と、16年ぶりに90%台に達している。
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