道南GW寒くて客足伸び悩む

update 2013/5/8 10:08


 道南の今年の大型連休(4月27日〜5月6日)は、ぐずついた天候や肌寒い日が続き、多くの観光名所で客足が伸び悩んだ。特にサクラの開花遅れの影響は大きく、多くの関係者からは「サクラさえ咲いてくれれば…」と恨み節も聞こえる。

 函館海洋気象台によると、期間中の一日平均気温は函館8〜9度で、例年より2度低かった。最高気温が3月下旬並みの6・8度と極端に低かった日もあり、「全体として4月上旬〜下旬並みの低温」という。

 このため、各観光地は集客に苦戦。連休期間中の五稜郭公園の来場者は約6万7400人で、前年同期比1万4000人減だった。「異例の低温が影響した」と同公園管理事務所。五稜郭タワーも同2900人減の4万8061人で、担当者は「寒くて個人客が激減した」と嘆く。

 函館市文化・スポーツ振興財団が管理する芸術ホールなどの駐車場も、9連休だった昨年より756台少ない1万1525台と伸び悩んだ。金森商船の赤レンガ倉庫駐車場の利用台数は、同8%減とやや低調。七飯町大沼公園の駐車場は計2196台が利用したが、管理する自然公園財団大沼支部は「好天ならあと1000台は来ていたのでは」。

 一方、前年より客足が伸びたのは函館山ロープウェイ。悪天候でも霧がかからず景色がよく見えたため、搭乗者は同1万人以上増の6万8581人を記録し「近年にない集客」とみる。松前公園も、桜まつりを始めた29日から8日間で同15%増の約8万7700人。担当者は「昼過ぎから好天になる日が多かった」ことなどを理由に挙げる。  期間中、函館市内で交通渋滞はほとんど見られず、函館朝市など一部の観光地で混雑した。道警函館方面本部交通課によると、札幌方面に向かう国道5号では6日、七飯町西大沼―森町赤井川間で午前2時半ごろから約1時間半にわたって最長8`の渋滞。高速道では3日、大沼公園インターチェンジ出口から函館方向に2`の渋滞が起きたという。

提供 - 函館新聞社


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