函館市 冬の節電 目標上回る
update 2013/5/4 12:05
函館市は1日、市有施設を対象に取り組んだ今冬の「市節電行動計画」(12月3日〜3月29日)の実績をまとめた。対象242施設の期間中の使用電力量は2010年度同期比7・4%減で、目標の7・3%減をわずかに上回った。市環境部は「雪が多かった中、高い意識で励んだ結果」としている。
242施設全体の使用電力量の約5%に上る日乃出清掃工場は39・3%の削減に成功。毎年2月ごろにする3号炉の定期整備を計画期間前からに前倒ししたことで、大幅な効果が得られた。
また、し尿処理場は処理量に応じて稼働を制御したことで39・3%削減。全体の使用電力量の6・7%を占める市役所本庁舎は玄関前などのロードヒーティングの稼働時間を短くするなどして6・6%削減した。
ただ、学校は小中73施設中31が10年度より削減できたものの、残りの42は逆に使用電力量が増加。節電対象外の28施設に含まれた市電も大雪の影響などで3・3%増加したという。
期間中は西部地区など坂道に設置するロードヒーティングの稼働を全路線で続け、同部は「照明の間引きや事務機器の電源管理を徹底することで大雪をカバーできた」と説明する。
期間内の節電実績は料金ベースに表すと概算で1000万円以上の節約があるとされ、同部は「財政面でも成果が大きかった」と話している。
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