昨年度「市民の声」534件…函館市
update 2013/5/4 12:05
函館市が市民や観光客の意見を市政運営に生かす目的で開設している「市民の声」には昨年度、534件の意見が寄せられた。電子メールでの投書が多く、大間原子力発電所(青森県大間町)への意見を年度途中に別途設けたことから、職員の窓口対応をはじめ、市民生活全般に関する要望が目立った。
市広報広聴課によると、昨年度は電子メールが218件と最多で、本庁舎の投函箱に寄せられたのは134件。昨年4月に新設した総合保健センター(五稜郭町)の投函箱に24件、旧函館区公会堂から箱を移設した市地域交流まちづくりセンター(末広町)には29件の投書があった。これに加え「市民の声」としてカウントはしなかったものの、市の代表メールにも351件の要望、意見が寄せられた。
実際に市政に反映した指摘や要望では、健康保険証の返却箱設置を求める声に応えて窓口に返却箱を設けたほか、市営住宅で収集日前日にごみを出している人への指導などを行った。大間原発の建設工事再開に対する対応は「市総務部が専用アドレスを設ける前に、集中的に寄せられた」(同課)としている。
「市民の声」は1997年度から実施。昨年度は機構改革の一環で、担当部局が市民・男女共同参画課から広報広聴課に変わり、市のホームページに専用ページを設けるなどして対応しており、回答内容は市役所本庁舎や各支所の掲示板、ホームページで公開している。広報広聴課は「より多くの市民の声を市政運営に反映させたい」としている。
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