附属中 道内初 全生徒にタブレット

update 2013/4/25 10:05


 道教育大附属函館中学校(羽根田秀実校長、生徒356人)は本年度から、全生徒に一人一台のタブレット(多機能携帯端末)を導入する。ネットの有害サイト被害に遭わないよう情報教育を徹底した上で、早ければ5月にも授業などで使う。関係者によると、全生徒へのタブレット導入は全道初という。

 同校はここ1年数カ月間、ドコモ函館支店の協力でタブレット45台を使った授業を展開。各教室や玄関ホールなど校内全ての場所に無線LANを整備。ネットでの調べものに加え、授業の復習、総合的な学習で活用できるようにし、成果を得ていた。

 今年1月、同大の全附属校でタブレットなどを導入する話が本学で出た。そこで附属函館中は、より多くの生徒に活用できるよう導入を依頼していた。

 今回独自購入したのは、ドコモの「オプティマスパッド」370台。大きさ8・9インチ(15センチ×24センチ)とコンパクトで、手軽に持ち運べる。ネット検索に加え、デジタル教科書や地図帳などの教材、電子辞書として活用。LMS(学習管理システム)を運用し、授業のプリントや学級便りの電子化、時間割の変更などの情報発信も試行していく。取り組みは2014年度までの2カ年。

 生徒には、有害サイトや交流サイト「SNS」が利用できないよう環境整備するほか、タブレットの正しい使い方を生徒に徹底させる。同校の奥崎敏之副校長は「タブレットで生徒の学習環境は飛躍的に向上する。使用ルールを設け、保護者の理解を得ながらやっていきたい」と前向きだ。ドコモ函館支店の阿部智幸主査は「附属中のような取り組みは全道では他にない」と今後の動向に注目している。

提供 - 函館新聞社


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