来月中旬から実態調査…給与制度改革委が初会合

update 2013/4/17 10:10


 函館市の給与制度見直しに向けて議論を深める、改革検討委員会(乳井英雄会長、委員5人)の初会合が16日夜、市役所で開かれた。事務局の市総務部は5月中旬から6月にかけ、市内の民間企業の実態調査を行う意向を示した。

 市は地域の民間給与水準を反映させるとともに、年功序列の昇任制度を見直し、職責に応じてメリハリを付けた制度に改める方針で検討委を設置。川越英雄総務部長はあいさつで「国家公務員の制度を基本にし、国の改正に合わせて見直してきたが、地域の民間水準や職員のモチベーション向上に目を向けていく必要がある」と述べた。

 市人事課は現制度の問題点について「年功的に上昇し、異なる役職でも同じ給料となる場合がある」などと説明。委員会を来年1月までに6〜7回開いて工藤寿樹市長に提言し、2015年度からの新制度導入を目指す考えを示した。

 市は昨年度に試行として正職員30人以上の民間41社、延べ1750人の給与実態を調べており、本年度の調査も正職員30人以上の事業所を対象とした上で、対象者の60%強をカバーすることを申し合わせた。同課は「30人以上の事業所は市内に254社ある計算になる。3000〜5000人程度集めることが最低限必要になる」との見解を示した。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです