声の表現力で 魅力伝えたい…読み語りの会「花音」26、28日に初公演
update 2013/4/14 10:12
函館市内で朗読講座の講師を務めている犬童いづみさん(57)が、読み語りの会「花音(かおん)」を立ち上げ、26、28両日、函館市民会館大会議室(湯川町1)で初公演を開く。犬童さんは「ずっとやりたかった公演。朗読を通じ、文学作品を声で表現する魅力を伝えていきたい」と張り切っている。
犬童さんは20年ほど前から数年に1回、市内で朗読会を開催。来場者から好評だったが、近年、司会業などを手掛ける「オフィスK」(藤本恭子代表)の仕事が忙しくなり、活動を休止。だが、朗読への思いが募り、2年前から準備を本格化。同僚で、共に活動していた安澤智子さんや朗読を学ぶ仲間約30人も会員に加わる。
公演はオフィスKとの共催で、26日は午後6時半から、28日は同1時半から。それぞれ犬童さんと安澤さんらが出演。朗読や、本を使わずに物語を語り聞かせるストーリテリングで芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や函館出身の小説家久生十蘭の「春雪」などを披露する。
犬童さんは、会員と一緒に幼稚園や社会福祉施設などに出向き、ボランティアで読み語りもしてみたいといい、「小さな喫茶店や個人宅が会場でもいい。作品も日時も、聞き手に合わせて活動し、互いの心を共有できるようになれば」と話している。
公演は入場無料。問い合わせは犬童さん(TEL090.3115・9830)へ。
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