GLAY野外ライブ会場 整備順調

update 2013/4/10 10:13


 函館市が大型イベントの開催を見据えて整備を進めている港湾緑地「緑の島」(8ヘクタール)の基盤整備工事が本格化している。7月27、28両日には函館出身の人気ロックバンド、GLAY(グレイ)の野外ライブが予定されており、6月末までに既存多目的広場(1・5ヘクタール)に隣接する盛土部分(0・6ヘクタール)を切り崩し、平面で一体的な利用ができる広場となる予定だ。

 緑の島は1980年に浚渫(しゅんせつ)土砂処分場として建設が始まり、91年から緑地工事が進められた。北側の3・2fが未整備だが、暫定的に未舗装の駐車場や芝生広場として開放していた。今回の整備事業は昨年度からの3カ年計画で総予算額は5億円。財源には合併特例債を充てる。

 市港湾課によると、多目的広場と芝生広場を分断していた0・6f分の盛土部分を切り崩す工事が3月上旬から始まり、作業は順調に進んでいる。7月のGLAYのライブをはじめとするイベントでの利用が一段落する秋以降に、芝生への塩害を防ぐための築山の造成、給排水設備の整備などを行う予定。来年度には、大型バスの乗り入れを可能とする駐車場整備などを実施する。

 同課は「将来的には広場を多面的に組み合わせて活用することができる。利便性が広がるのでさまざまなイベントで利用してもらえれば」としている。

提供 - 函館新聞社


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