WAKO再開発、マンション部の業者決定
update 2013/4/10 10:12
函館市中心市街地活性化基本計画の中核事業であるWAKOビル(若松町)の再開発で、マンション部分の開発・分譲を手がける事業者に「フージャースコーポレーション」(東京、藤井幸雄社長)が決定した。同社は主に首都圏での事業を展開し、道内初進出。商業施設併設の複合ビルの5〜16階が約80戸のマンションとなる予定で、2016年度内の完成を目指す。
複合ビルは、現ビルの周辺約2800平方bの敷地に、鉄筋コンクリート造、地上16階、地下1階で、延べ床面積は約1万7000平方b、高さは約60bとなる見通し。4階以下の商業施設部分にはテナント店舗などが入り、3、4階は市が「子育て世代活動支援プラザ」などを整備する。
同社再開発プロジェクト室は「新幹線開業を控えていることや市の熱心な施策などをかんがみて、函館駅前には十分なポテンシャル(潜在能力)があると考えている」としている。マンションの主な購入層に、子育て世代と高齢者を見据える。
同社は、主に埼玉や千葉県など、首都圏でマンション事業を手がける中堅デベロッパーで、2004年に東証1部に上場。昨年、仙台などに支店を設置するなど積極的な地方展開を図り、現在、札幌市内への拠点開設の準備を進めている。
中活におけるWAKOの再開発は「NAアーバンデベロップメント」(布村隆二社長)が実施主体。市街地の居住人口増や集客施設により、駅前・大門地区ににぎわいを創出する狙い。総事業費は約46億円を見込んでいる。
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