悲惨な事故防ぎたい…江差町交通安全母の会 今年も啓発活動に力
update 2013/4/9 10:27
【江差】町内の主婦らでつくる「江差町交通安全母の会」(北浦美穂子会長)は、新年度も啓発活動に力を入れる。メンバーは「『交通安全は家庭から』を合言葉に幸せな日々を守っていきたい」と交通ルール順守を呼び掛けている。
同会は37年前に現顧問の干場マツエさんの呼び掛けで発足。現在は60〜70代となった役員の高齢化が懸念の一つだが、「長年積み重ねてきた母の会のともし火を消さぬよう」と北浦会長を中心に地道な活動に励んでいる。
メンバーは、町内の3小学校の新入学児童に今年も記念品を届けた。押し花の手づくりのしおりに鉛筆、折り鶴で「登下校時の安全と友だちづくり、健やかな成長を願って用意した」と同会。昨年度は、江差追分全国大会や鍋まつりなど町内の主要イベントに積極的に参加し、専用コーナーを設けて、安全運転を呼び掛けた。
このほか、町内の主な横断歩道前に子どもと大人の靴型の白い塗装を施し、足を止めて安全確認をしてもらう「足型作戦」の塗り替えを本年度に予定している。
江差町は2004年2月から交通事故死がなく、7日現在で3336日の記録。対岸の奥尻町では7日に交通事故死が発生、01年7月から4298日で事故死ゼロ連続日数が途絶えた。
北浦会長は「悲惨な交通事故を防ぎたいという思いで、関係機関と協力して活動を続けている。住民一人一人の注意と心がけで安全社会の継続と実現を図らなければ」と気を引き締めている。
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