摩周丸と八甲田丸の共通入館券発売
update 2013/4/4 10:11
1988年まで青函連絡船として活躍し、函館港で保存展示されている「函館市青函連絡船記念館摩周丸」と、青森港に係留されている「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の共通入館券が、1日から発売された。青函ツインシティ(双子都市)交流とともに、2015年度の北海道新幹線新函館(仮称)開業を見据えた初めての取り組み。
共通入館券は両市でつくる青森・函館ツインシティ推進協議会が交流事業の一環として企画し、大人1枚700円。両記念館の入場料はともに大人500円で、2船を見学すれば計300円分が割引される。デザインには、太宰治の作品をモチーフに青函圏域の魅力を創造しようと今年3月まで実施した「赤い糸プロジェクト」のシンボルマークなどをあしらった。
摩周丸は連絡船の運航実績表をデジタルデータ化してパソコンで閲覧できるなど、運航にかかわる史料や文献が豊富にそろっているのが特徴。一方の八甲田丸は就航当時の車両甲板を一般公開しているほか、昭和30年代の青森駅舎や連絡船乗り場などを再現した「青函ワールド」など、設備面が充実している。
摩周丸の指定管理者、NPO法人語りつぐ青函連絡船の会は「東京で保存されていた羊蹄丸がなくなり、現在ある連絡船はこの2隻だけ。連携して盛り上げていきたい」、八甲田丸の指定管理者、NPO法人あおもりみなとクラブも「新幹線の開業効果がさらに波及し、青函交流が深まれば」と期待を寄せている。
共通入館券は1500枚作成。市内では同記念館と、JR函館駅2階のいるか文庫で販売中。問い合わせは同記念館(電話0138・27・2500)へ。
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