函工高定時制生徒2人、ジュニアマイスターに
update 2013/4/1 10:30
合格した工業系国家試験や検定を難易度別に点数化し、高得点となった生徒を表彰する2012年度下期の「ジュニアマイスター顕彰制度」で、函館工業高校定時制(白野勝義校長、生徒86人)機械科4年の生徒2人が同マイスターに認定された。同校は「難関試験合格が認定に結び付いた」と喜んでいる。
全国工業高等学校長協会(東京)が、専門知識を持つ生徒の育成を目的に実施。100以上ある試験などを点数化し、その合計点が30点以上で同マイスターシルバーに、45点以上でゴールドに認定。函館工業高定時制は今年1月に申請し、2月に認定証が届いた。
今回、林崎めぐさん(18)が47点でゴールドに、勝山晴菜さん(18)がシルバーに認定。共に入学から3年間、授業前後に加え、長期の休みなどの講習で勉強を重ねた。
林崎さんは、危険物取扱者甲種(20点)と消防設備士甲種4類(20点)、第二種電気工事士(7点)を取得。この2年間はアルバイトと勉強の両立で忙しく、過去問に毎日向き合い、眼鏡をかけなければならなくなったほど。林崎さんは「分かる喜びを実感しながら勉強した。就職活動に生かしたい」と笑顔。現在は消防設備士甲1類試験に向けて勉強中だ。
生徒会長の勝山さんは、危険物取扱者甲種(20点)と毒劇物取扱者一般(12点)を取得。1年生から生徒会に所属する傍ら、空き時間を見つけて問題に取り組んだ。勝山さんは「どの試験も生活に密着した内容があり、楽しく挑戦できた。認定は努力の証し。私もゴールドを目指す」と張り切り、消防設備士甲種4類試験の準備をしている。
担当の佐藤勝博教諭は「『危険物|』は工業系の高校生が腕試しで受ける難しい試験で、よく頑張った」と喜んでいる。
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