黒米ランチ召し上がれ 辺見旅館提供

update 2013/3/30 10:06


 函館市若松町の「辺見旅館」(長谷川千鶴子女将)は27日から、福島町産の黒米「きたのむらさき」を取り入れたランチメニューの提供を始めた。独自の色合いと食感が好評で、長谷川さんは「栄養価が高くおいしい黒米を少しでもPRできれば」と話している。

 黒米は古代米の一種でビタミンやミネラルなどを多く含むことで知られる。2007年から福島町内で試験栽培が始まり、町の特産品としてのブランド化を目指している。 長谷川さんは今月16日に函館市内で行われた、黒米を使った料理の試食会に参加し、そのおいしさに注目。さっそく宿泊客用の夕食のご飯に黒米を混ぜて提供したところ評判が良かったため、ランチメニューにも取り入れることにした。 ランチは水曜日と金曜日の週2回、10食限定750円で提供。魚と野菜が中心のヘルシーメニューが評判で、常連客の利用が多い。この日はブリの照り焼きをメーンに3種の小鉢が付き、黒米をブレンドした桜色のご飯が添えられた。初めて黒米を食べたという市内の会社員、高山知さん(49)は「思ったより柔らかくておいしい。栄養価も高いというので家庭でも取り入れてみたい」と話していた。

 長谷川さんは「今後はご飯だけでなく、さまざまな料理にも活用していきたい。道南独自のブランドを盛り上げていければ」と意欲を見せている。 黒米は道南地区のコープさっぽろ各店などで販売している。

提供 - 函館新聞社


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