開業効果 最大限に 「新幹線観光対策室」設置

update 2013/3/30 10:06


 【江差】桧山振興局は新年度から、広域観光対策の専門チームによる「新幹線観光対策室」を立ち上げる。管内各町や関係団体との連携を一層強め、最大限の開業効果の創出を目指す。また、江差町をモデルに町民がメンバーの官民横断組織も立ち上げ、地元住民ならではの柔軟な発想を生かして誘客などの取り組みを強化していく。

 活動の最重点課題は、交流人口の拡大による地域経済活性化。同室は同振興局の商工労働観光課内に新設、従来の担当職員4人から6人体制とする。

 各町や観光協会、商工会などと「新幹線観光推進委員会」(仮称)を運営し、広域観光の掘り起こしや磨き上げ、東北・北関東へのPR策検討のほか、管内観光PRビデオ作成、ご当地弁当の開発などに当たる。

 対策室に合わせて、官民横断組織の「江差町やわらかネット」を立ち上げる。役場や観光と商工関係者のほか一般町民も交え、「2週間に1回夕方に集い、毎回テーマを絞って意見を交わしたい。堅苦しい雰囲気ではなく気軽な集いの中から斬新なアイデアなどを生みだしたい」(関係者)とし、江差での実践を踏まえて、他町でも同様の組織づくりを展開したい考え。

 室長の佐藤正人・桧山振興局商工労働観光課長は「関係機関との協力、住民との意見交換などで、2015年度の北海道新幹線開業の大きなチャンスを最大限に享受できるよう各種事業に力を入れたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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