近鉄百貨店 初の道南・函館特集
update 2013/3/28 09:37
2015年度の北海道新幹線開業を見据え、近鉄百貨店(本店大阪)は、28日から橿原(かしはら)店(奈良県橿原市)で開催する北海道大物産展で「函館&道南エリアグルメ特集」を目玉に据える。道南の食の魅力を売り込み、観光客を呼び込む足掛かりとしたい考え。開業まで3年を切り、地方でも道南への注目度が高まってきた。
阿倍野店(本店)のほか、関西を中心に10直営店がある。直営店で函館・道南に光を当てた特集を組むのは初めて。昨年10月に函館市内で開いた2012道南食と観光ブランドフェア(渡島総合振興局、桧山振興局主催)に参加した橿原店の催事担当バイヤー森島尚さん(45)が、道南の食に着目し企画した。
4月3日までの期間中、道南からはイートイン2店を含む14店が出展。瑠瞳(るとう)木古内の「はこだて和牛弁当」や華隆(北斗)の「ホッキしゅうまい」、キングベーク(函館)のラスク、わっかけ岩(せたな)の乳製品など、地元で親しまれている特産品が並ぶ。
イートインに出店する、函館塩ラーメン専門店えん楽の吉川寿樹店主(41)は「この機会に、伝統の函館塩ラーメンを大いに宣伝し、新幹線開業後に足を運んでもらうきっかけになれば」と期待を込める。
会場では、北海道新幹線開通に関するパネル展のほか、道南商品を買って当てる「お買い上げ抽選会」も開催する。
森島さんは「道内の中でも、道南は長い歴史に培われた多様で優れた食材が多い。開業に向けて注目度が高く、他の直営店バイヤーも道南に目を向けている」と話す。渡島総合振興局は「開業について、地方の人たちにも知ってもらうことが大事」(食と観光振興室)としている。
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