ふくしまキッズスタート 春休み、道南満喫へ
update 2013/3/25 10:00
福島県の子どもたちに春休みを過ごしてもらう「ふくしまキッズ春プログラム」(実行委員会主催)が24日、始まった。JR函館駅に到着した子どもたち46人は初日宿泊先の道立森少年自然の家「ネイパル森」(森町)に移動し、スタッフらの歓迎を受けた。4月2日まで七飯町東大沼の流山温泉を拠点に道南各地で活動する。
東日本大震災、福島第一原発事故が発生した2011年の夏から学校の長期休暇に合わせて実施し、大沼開催は6回目。参加者だけではなく、学生スタッフにもリピーターが多く、企画や運営は学生らに委ねた。スタッフの1人廣瀬遥さん(22)=道教育大札幌校の=は「被災地に行かなくても道内でもできることをやろうと集まった」と話す。
滞在中、低学年は七飯町近郊のホストファミリー宅で民泊、高学年は集団での合宿や、自分たちで行き先や活動を決めてのフィールドトリップなどを交え、自主性や生活面の自立を促す内容とした。南相馬市の小学5年生菜花歩夢君(11)は「雪遊びのできる場所に行きたい」と目を輝かせた。
総責任者の上田融さん(39)は「全国各地に受け入れ先は広がっている。支援金が集まりにくくなっている現状もあるが、福島の子どもたちのためという事業の核は変わっていない」と話していた。
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