学校給食に魚料理を 水産物卸売市場普及対策協が試食会

update 2013/3/20 10:25


 函館市水産物地方卸売市場魚食普及対策協議会(松山征史会長)は19日、函館短大付設調理製菓専門学校で、学校給食向け魚料理をPRする試食会を開いた。イナダのムニエルなど13品が登場し、味わった栄養教諭から好評を得た。

 市は新年度、給食メニューにブリ、イナダを2回、サケを1回出す予定。このため予算案に経費474万円を計上しており、旬を迎える2学期に食材として使う。

 給食での使用を見据え、プロがメニュー提案することで献立づくりの参考にしてもらう狙い。市栄養教育研究会(見澤敏弘会長、会員26人)に呼び掛け、栄養教諭7人が参加した。

 食材に使ったのはイナダのほか、ドンコ(エゾイソアイナメ)やマダラなどのすり身。同校の吉田徹教頭が洋食7品、北川陸雄日本料理研究室長が和食6品を作った。

 同研究会の水山薫副会長(湯川小栄養教諭)は「魚料理はこれまで揚げ物しかなかったので、一度揚げたものを炒めたり、煮たりしてアレンジすれば使える」、鈴木みどり幹事長(大川中栄養教諭)は「イナダやブリは給食に使ったことがない。食べたら魚臭くなく、おいしい。地域が潤うことも考えて、積極的に使えれば」と話していた。

 市農林水産部は「栄養教諭との意見交換の場を増やし、食材の最適な利用方法を探っていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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