今野君(ラ・サール高)が中国語検定で最高位に合格

update 2013/3/19 09:37


 函館ラ・サール高校の今野周君(1年)が、中国政府公認の中国語検定「HSK」で最高位の6級に合格した。世界共通基準の資格として世界各国で実施され、高校生の合格は全国でもまれという。今野君は「合格通知が届き、やっと実感が湧いてきた」と笑顔で話す。

 6級は聞き取り、読解、作文の3つの試験からなり、5000語以上の常用中国語単語の習得が必要。会話や文章から自分の意見を口頭などで表現することが求められ、社会人、大学生の受験が大半。HSK日本実施委員会によると6級の合格率は約40%という。

 今野君は小2から北海道地域限定通訳案内士のチンイーピンさんに中国語を教わり、発音や文法などを勉強。2人の会話は中国語でおこない、週1回習っている。

 小4の時に旧HSKを受けたことがあり、中学生の時に中国を訪れたのを一つのきっかけに、今回の受験を決意。「試験は普段の授業の延長みたいな感じだった。毎回先生から出される作文の宿題に慣れていたおかげで、作文の試験で力を発揮できた」と今野君。

 6級の合格ラインは3つの試験をトータルした180点(満点300点)以上。今野君は全てで8割以上を取り、見事合格。今野君は「さまざまな場面で対応できるよう、中国語に磨きをかけていきたい」と話す。

 陳さんは「バランスよく点数を取れたのはすごいこと。私もうれしい気持ちでいっぱいです。これからの彼の成長が楽しみです」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


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