函館駅前電停 改修へ 函館市新年度
update 2013/3/18 10:30
函館市は新年度、市電函館駅前電停を改修し、デザイン性の高い壁や屋根を整備する。函館の玄関口にふさわしい景観として、駅前通や周辺のバス停などと合わせて検討している整備案が今月末にも完成する見通しで、白系の明るい壁面に開放感のあるプラットホームに生まれ変わる。
中心市街地活性化基本計画(中活)事業。事業費は駅前電停2カ所で8000万円。現電停の解体や工事中の仮設電停設置に1400万円、上屋の整備に4000万円などを見込む。財源は社会資本整備総合交付金で3600万円を見込むほか、合併特例債を活用し、市の実質的負担は2割程度となる。
2月に市内で開かれたフォーラムでデザイン案の中間報告があり、壁面の色は市電車両で使用されているスノーホワイトかアイボリーを基調とし、採光のためのスリット窓を配置。入り口部分の屋根を高くして、開放感を出し、プラットホームには折りたたみのベンチや手すりなどを配置する構想が示された。
15日の市議会予算特別委員会で、市は駅前電停に続いて2014年度に五稜郭電停の整備を実施する考えを示した。中活エリア内の他電停も統一デザインで順次改修するため、新年度に整備計画を策定する方針。経済部中心市街地等再生担当の入江洋之参事は「既存の電車やバスを活用し、市民、観光客の回遊性をこれまで以上に高めることが重要。利便性が高まることで、公共交通の維持にもつながる」と話している。
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