市内大学、高専で卒業式
update 2013/3/17 10:22
函館市内の4つの大学や高専で16日、卒業式・修了式があった。多くの若者が学びやでの大切な思い出を胸に、新しいスタートを切った。
○…道教育大函館校は同校体育館で授与式。学部297人、別科22人、大学院8人の計327人の名前を一人ずつ読み上げ、本間謙二学長が代表者に学位記、修了証書をそれぞれ手渡した。
本間学長は「社会では自己表現力が求められる。どんな小さな仕事でも、世界の動きを視野に入れて頑張って」と激励。同校担当の星野立子副学長も「これまでの日々を誇りに将来を歩んで」とはなむけの言葉を贈った。式後、別れを惜しむサークルの後輩らが花束を贈ったり、胴上げしたりして卒業生を祝福した。
○…函館大(溝田春夫学長)は函館国際ホテルで開き、商学科と英語国際ビジネス学科合わせて128人が卒業した。
溝田学長が一人一人に学位記を授与し、卒業生は引き締まった表情で受け取った。溝田学長は「夢を実現できるよう、これからも不断の努力を続けてほしい」と式辞。
4月から市内の社会福祉法人で働く熊谷和樹さん(商学科)は「4年間、一生懸命勉強して社会福祉士の資格を取ることができた。素晴らしい先生や仲間に支えられた」と振り返った。
○…ロシア極東大函館校(イリイン・セルゲイ校長)は同校で、4年制のロシア地域学科3人と、2年制のロシア語科3人が式に臨んだ。
同校長が一人一人に卒業証書を授与。特に優秀な学生に贈られる「赤表紙の証書」が4年ぶりに生まれ、ロシア地域学科の鈴木竜斗さんに手渡した。
同校長は「皆さんが日露交流の発展に全力を尽くすと確信している」と式辞。卒業生を代表し、平岩史子さんが「学んだ知識と経験を糧に未来を切り開きたい」と述べ、鈴木さんがロシア語に通訳して感謝の気持ちを伝えた。
○…函館高専(岩熊敏夫校長)は、市民会館で開いた。本科卒業生は190人、専攻科修了生は29人。岩熊校長が全員に卒業証書と修了証書を手渡した。岩熊校長が「個性豊かで、エンジニアリングデザイン能力を身に付けた皆さんの今後の可能性に、大いに期待します」と励ました。
式後は、後輩らと記念撮影。機械工学科唯一の女性卒業生、石田くるみさん(20)は「あっという間の5年間。4月からは専攻科に進むので、他の専門分野も学び、ものづくりの枠で何でもできる人になりたい」と笑顔を見せた。
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