思い出胸に巣立つ 公立中で卒業式

update 2013/3/16 10:15


 渡島、桧山両管内の公立中学校63校で15日、卒業式が行われた。函館市内では、2086人が在校生や保護者らに見送られ、思い出の詰まった校舎を巣立った。

 宇賀の浦中(川合裕紀子校長、生徒142人)では午前10時に開始。卒業生57人が川合校長から卒業証書を手渡された。川合校長は「つらい時でも敬愛、鍛練、創造を胸に刻み、逆境をはねのけて」と式辞。市教委の山本真也教育長と、同校の木村敬PTA会長が祝辞を述べた。

 在校生を代表し田村優衣さん(2年)が「持ち前の明るさで未来を歩んでください」と送辞。卒業生代表の加藤凌眞君は答辞で「支えてくれた仲間、先生、保護者に感謝している。悔いのないよう一歩一歩前へ進んでいく」と誓った。最後に卒業生全員が「大切なもの」を合唱した。温かな拍手の中、退場した。

 大沼駿介君(15)は「短い3年間だったけど、修学旅行など多くの思い出ができた」と晴れやかな表情で話していた。

提供 - 函館新聞社


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