函水高出身 作道さん「世界水フォーラム」参加報告へ

update 2013/3/14 10:09


 函館水産高出身で酪農学園大(江別)1年の作道(つくりみち)奏太さん(19)が16日、日本代表として派遣された「第6回世界水フォーラム」の参加報告を札幌で行う。これまで成果や感想を報告する機会がなかっただけに、作道さんは「多くの人に水の大切さを伝えたい」と意気込んでいる。

 3年に1度の水に関する世界最大の国際会議で、昨年3月12〜17日にフランス・マルセイユで開かれた。函水高3年だった作道さんは全国6人(中高生)の一人に選ばれた。道内からは一人だけで、「水の歴史や文化」をテーマに兵庫県の高校生と英語で共同発表し、自然と共生してきたアイヌ精神を世界に発信した。

 今回、函水高の後押しもあり、水辺で活動する道内の団体や個人などが一堂に会する北海道「子どもの水辺」全道交流会(実行委主催)での事例発表が決まった。10分間の発表では、現地での活動内容をスライドを使って紹介する。作道さんは「日本にいるときは実感がわかなかったが、飲料水や生活用水の確保、水災害など世界の深刻な実態を学んだ」と振り返る。

 世界大会を経験し「外に出ていって、初めて分かることがある。いろんなところで行動を起こすことが大切」と同年代や後輩にエールを送る。

 高校時代は、植林や大沼の水質調査などに打ち込んだ。大学でも環境問題を専攻しており、「将来はネイチャーガイドなど環境教育の分野で活躍したい」と目を輝かせる。

提供 - 函館新聞社


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