元気福島カレー食べ 復興支援へ決意新たに
update 2013/3/12 10:17
函館の市民団体「夢と声で未来を創るユメこえ」(川村陽子代表)は11日、杉並町の復興カフェで、東日本大震災の「復興を語る会」を開いた。ユメこえ副代表のシェフ高島啓之さん(43)が再現した「元気福島カレー」を食べながら、被災地に寄り添う思いを新たにした。
「3・11」に合わせたイベントとして初めて企画。震災を忘れず復興支援について考えようと、静岡や埼玉からも含む約15人が参加した。
ランチに提供したカレーは、フェアトレード商品を扱う「プレス・オールターナティブ」(東京)が、被災地支援のために商品化したレトルトカレーで、レシピは高島さんが考案。この日は小麦粉を使わず野菜と鶏肉、スリランカ産スパイスだけで作る甘口カレーを再現した。今後、同カフェのメニューに加える。
盲目の写真家、大平啓朗さん(33)=函館=も訪れ、2011年6月に宮城県石巻市と南三陸町で撮影した写真15点を店内に展示。大平さんは「あの日から遠くなっている自分がいたな、と感じる。風化させないために支援活動を続けたい」と話した。
震災発生の午後2時46分には、キャンドルをともし全員で黙とう。高島さんは「福島の現状を知って古里を強く意識するようになった。私たちの古里・函館を守っていかないと」と話していた。
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