学校環境整備前倒し 函館市
update 2013/3/7 09:35
函館市は6日、2012年度補正予算案に学校の耐震改修費や校内のインターネット環境整備費など約9億1100万円を、前倒しして盛り込むと発表した。政府の緊急経済対策を受けて追加要望していた事業が認められたためで、すでに補正予算に盛り込んでいる耐震改修費などに上積みする。また、新年度予算案で緊急雇用対策費として5340万円を追加し、4事業で10人の新規雇用を見込んでいる。
追加補正するのは、市立小、中、高校66校の校内LAN(構内情報通信網)新設で5億2881万円、青柳小校舎の耐震改修分1億2286万円など。湯川小、本通小など4校の体育館暖房や、中部小のトイレ改修なども計上した。
市教委や市財政課によると、青柳小の耐震改修費は2月時の補正でも計上しており、2段階に分けて国に補助を要望していた内容が認められた。校内LANはコンピュータ教室にとどまっていたインターネット接続を、各教室から可能にする。通常より市の負担が少なくて済む補助制度を活用するため、「市の一般財源からの持ち出しはわずかな額で収まる」(市教委)としている。
また、新年度予算案では3年後に控える北海道新幹線開業に向けた啓発グッズの作成や、函館スイーツの認知度アップを目的とした市場調査や商品力向上セミナーの実施、函館をメーンとした旅行ギフト券の開発など4事業分を増額補正し、一般会計の総額を1297億4840万円とする。市は本年度補正予算と合わせ、8日の定例市議会本会議で提案する。
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