ロシアの神学校一行 来函

update 2013/3/6 10:03


 ロシアのモスクワ州中部・ジェルジンスキー市にあるニコロ=ウグレシスキー修道院の神学校から神父、学生など7人が4日から7日まで函館市を訪れている。5日には函館ハリストス正教会(元町3、ニコライ・ドミートリエフ司祭)を訪れ、祈祷(きとう)などを行った。

 来函したのはイオアン学長(35)のほか2人の神父、学生1人など。同正教会によると、ロシアの神学校関係者が函館に来るのは珍しく、日本で初めてロシア正教を函館に伝えた聖ニコライの足跡、功績を検証するという。同正教会では祈祷し、聖ニコライに関する資料や当時の写真などを見学した。

 イオアン学長は「日本の文化を壊すことなく布教し、正教会を植え付けたニコライの活動は興味深く、宣教師の資質として必要なことを学べる。現在の神学生が学べる仲間を見つけることも大切」と話した。函館について「ハリストス正教会を街の顔の一つとして大切にしてくれるのはうれしい」と語った。

 このほかでは「日本の障害者を優先するシステムが素晴らしい」「函館は礼儀正しく、食べ物はおいしい」などと印象を話した。

 同神学校は15年前に創立で、昨年9月に来函したロシア正教会の最高指導者、キリル総主教の直属。学生は17〜35歳で5年制。現在は約50人が在籍し、これまで約100人の卒業生を輩出。うち90%が神父となっている。一行は函館出発後、関西、東京を訪れる。

提供 - 函館新聞社


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