平和テーマに8人熱く…日本ペンクラブが集い

update 2013/3/5 10:15


 第29回「平和の日」函館の集い(日本ペンクラブ、実行委主催)が3日、函館市民会館で開かれた。同クラブ会長で作家の浅田次郎さんら著名な作家や俳人ら8人が、平和をテーマに激論を交わした。

 同集いは、言論表現の自由を守る目的で、1935年に創立した同クラブが、1984年から3月3日を「平和の日」と定め、毎年各地で行っている、対談形式のイベント。今回は市制施行90周年を記念し、道内の初開催地として函館が選ばれた。

 出演者は浅田会長のほか、タレントで元国会議員の中村敦夫さん、七飯町在住の作家新井満さん、俳人として活躍する黛まどかさんなど華やかな顔ぶれで、テーマに沿って2人ずつが登壇するバトルトーク形式で進められた。

 このうち浅田さんと中村さんは原子力発電問題をテーマに取り上げた。2人は昨年4月に、1986年に発生した旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故の影響を知るために、現地を視察。中村さんは「26年たった今も、30キロ圏内は立ち入り禁止状態で、いまだに内部被ばくにより甲状腺がんを発症する人が後を絶たない」と強調。浅田さんは「原発は一度事故を起こすと取り返しがつかないことを痛感した。函館の対岸で大間原発が建設され続けていることは絶対に間違っている」と訴えた。

提供 - 函館新聞社


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