一般会計0.4%減91億…七飯町予算案
update 2013/3/5 10:14
【七飯】七飯町は4日、2013年度の各会計予算案を発表した。一般会計は前年度当初比0・4%減の91億円。5特別会計と水道事業会計を合わせた総額は、168億566万円となった。国の緊急経済対策を受け、町営団地の改修や児童公園の施設更新など計1億2996万円は本年度の補正予算として前倒し計上した。ともに6日開会の町議会定例会に提案する。
歳入は地方交付税が同3・2%減の29億8000万円、町税は同0・1%増の24億9327万円を見込む。歳出では保育所の民間委託費や医療扶助費の増加に伴い、民生費は同5・5%増の29億6007万円。公債費は同1・1%減の10億3238万円となった。
主な新規事業では、福祉施策推進の一環として「地域貢献ポイント制度」委託事業に245万円を計上。詳細は現段階で未定だが、ボランティア活動に対してポイントを付与し、町内で使用可能な商品券と交換できる制度で、「今秋をめどにスタートさせたい」(福祉課)という。
また、老朽化が進む施設の改築事業にも着手する。大中山小は基本設計に1770万円、学校給食センターは土地利用構想図作成に60万円を計上。継続事業の七飯消防庁舎改築事業では実施設計や用地測量などで3108万円を負担する。
中宮安一町長は「東日本大震災の教訓を踏まえ、町民の安全・安心のため、消防庁舎や大中山小、給食センターの3つの改築事業をしっかりと進めなければならない」と述べた。
このほかの新規事業では新エネルギーの利用促進を図るため、一般住宅用太陽光発電システムの設置補助金として560万円を計上。1キロワットあたり7万円(上限4キロワット)を補助する制度で、20件分を盛り込んだ。
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