町会の街路灯 LED化進む
update 2013/3/3 09:57
函館市内で消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を使った街路灯の設置が進んでいる。市は新年度予算で水銀灯なども含めた設置補助金を引き上げる方針。函館市町会連合会でも街灯部が取りまとめて発注し、納入価格の低廉化を図ることで各町会での導入を後押し。LEDの普及に大きな弾みが付きそうだ。
市は新年度予算案で、設置補助金を前年度比2056万円増の5235万円とした。市民部によると、市が電気代の8割を補助する街路灯は約2万3000基。本年度はLEDの新設・取り替えを約500基行い、新年度は1380基を予定している。
LEDは電気料金の低減、二酸化炭素排出量削減効果が高いとされるが、各町会では設置コストの高さなどから導入に二の足を踏んでいた。しかし、市の補助金制度やLED化をめざす町会が多くなっていることから、本年度、同部で希望する各町会の発注を取りまとめて業者に依頼。市の補助金活用と合わせ、各町会の負担額を1灯当り5100円に抑えた。
施工は新年度から始まり、37町会492基の設置を予定。市町連の深瀬晃一街灯部長は「LEDは虫がよらないし、電気料が少なくて済む。各町会の出費も抑えられ、これからLEDを積極的に設置する町会が増えていくと思う」と話す。
本年度、LEDを約40基設置した陣川あさひ町会は「蛍光灯よりも明るい」と、地域での評判も上々。同町会は「補助金引き上げはありがたい。新年度も古いものから順にLEDに取り換えていく」とする。
2009年からLEDの設置を進める東山町会は、本年度35基、新年度も35基設け、同町会が管理する354基のうち3分の1がLEDになる予定。同町会の米田知明街灯管理部長は「耐久性があり、水銀灯などに比べると明るく、防犯効果もある。順調にいけば6、7年で町会で管理する街路灯は全てLEDになる」と話す。
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