大妻高演劇部が熱演 自主公演「田舎山美術館へようこそ」
update 2013/2/28 10:02
函館大妻高校演劇部(在田琴里部長、部員10人)主催の第2回自主公演「田舎山美術館へようこそ」が27日、市芸術ホールで開かれた。赤字が続く村の美術館の存廃をめぐる創作劇を、部員たちが巧みに演じた。
昨年の初公演が好評で今年も開催。同校美術部の協力で、会場には本物の絵画十数点を展示し、臨場感を出した。
舞台は無名作家の絵画を並べる人里離れた美術館。館長役の小林ひなたさん(16)は、「館内は価値のない作品ばかり」と切り捨て、運営撤退を迫る事業仕分け人とにらみ合い。「誰が描いたか分からない絵画ばかりだけど、愛情が伝わってくるじゃないですか」と語り掛け、人それぞれに価値観が違うことを強調した。
美術館の展示物を盗みにきた怪盗役の高森美聖さん(16)は、怪しげな口調や目立つ動作といった風変わりなキャラクターを見事に演じた。このほか、方言を交えて場を盛り上げた清掃員、独り言をつぶやく置物の人形などが登場、随所で笑いを誘っていた。
提供 - 函館新聞社
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