函工高が「長期型養成課程」認定校に

update 2013/2/26 10:24


 函館工業高校(青木一明校長、生徒710人)が、電気科、情報技術科で無線従事者の資格が取得できる「長期型養成課程」の認定を受けた。同課程の認定は全道の工業系高校などで8校あるが、渡島管内は初。3年間の履修で「第二級陸上特殊無線技士」の国家資格が得られる。

 同校では15年以上、冬休みなど長期の休みに集中して行う「短期型養成課程」を実施、情報技術科の生徒を対象に毎年40人近くの無線従事者を育成していた。今回新たに電気科を加え、新年度の入学生から履修対象となる。

 昨年道教委を通じて道総合通信局に申請。同通信局による校内設備や実習機器などの調査を経て22日に認定された。

 今後、電気基礎、電子技術など無線の知識や実技に関する科目を従来通り3年間履修すれば、総務省から免許が得られる。電波法の授業がやや増える程度。同技士の資格は国家試験でも取得できるが、「3年間真面目に授業を受ければ誰でも取得できるのは生徒にとって大きい」(同校角谷勝教諭)という。

 青木校長は「より高いレベルで技術者を育成していく。有資格者には進学でも就職でも積極的に生かすよう努める」と話す。昨年から申請手続きをしてきた角谷教諭も「警察や消防、役所の防災行政無線、さらには電力会社といった現場での活躍が期待できそうだ」と喜んでいる。

提供 - 函館新聞社


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