美味! 自慢の特産品 知内と鹿部でまつり盛況
update 2013/2/25 10:03
【知内、鹿部】冬の道南を代表するグルメイベント「しりうち味な合戦冬の陣『カキVSニラまつり』」と「鹿部たらこ祭り」が24日、知内町と鹿部町で開かれた。両イベントともブースに人が絶えない盛況ぶりで、来場客は町自慢の味覚を満喫していた。
「第2回鹿部たらこ祭り」(鹿部商工会青年部主催)は、しかべ間歇泉公園などを会場に実施。新物タラコの特価販売やホタテの直売など町特産の味覚が勢ぞろいするとあって、午前10時のイベント開始から大勢の客が訪れた。同商工会女性部が1杯100円で提供したゴッコ汁は用意した150食が30分足らずで完売。同公園向かいで新物タラコを特価で販売した「鹿部・食とうまいもの館」には客の列が絶えることなく続いていた。
また、目玉イベント「鹿部たらこ食べ放題」は鹿部ロイヤルホテルで実施。函館からのツアー客など約100人が参加した。テーブルには町内7つの水産加工会社から提供された逸品がずらりと並び、甘口たらこやしょうゆ明太子、麻婆たらこなどバラエティー豊かな味を道南産の「ふっくりんこ」とともに存分に食べ比べができる趣向。ほかにもタラコを使用したスパゲティやピザなどが用意され、来場客は鹿部の味覚を存分に楽しんでいた。
家族で来場した北斗市の田畑渉さん(25)は「たらこピザがおいしかった」と話し、函館市の女性(70)は「何よりもこれ(食べ放題)が目当てで来ました。おいしいですね」と満足げだった。 (森裕次郎)
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「第15回カキVSニラまつり」(実行委主催)は町中央公民館など2会場で実施され、悪天候の中でも昨年を大きく上回る約7300人が来場した。メーンのカキとニラの販売は、通常より安価で提供されるとあって開場の数時間前から列ができる盛況ぶり。殻付きやむき身、ニラを何束も箱でまとめ買いしていく人たちであふれた。行列は2時間以上続き、会場内には臨時の宅配受け付けサービス所も設けられ、道内外の親類などに町の特産品を送る光景も見られた。
一方、カキやニラなどをふんだんに使ったグルメ、特産品の販売やゲームコーナーなどを用意したスポーツセンターでは、町の料理自慢が腕をふるった料理ブースが軒を連ね、家族連れらでにぎわった。「カキ入りあんかけラーメン」や「カキみそグラタン」「カキニラピザ」などが人気を集めた。また、JA新函館知内支店による「ニラしゃぶ」の試食、上磯郡漁協は「蒸しカキ」や屋外で「焼きカキ」を提供し、冬の寒さを忘れるほどのおいしさに来場者は笑顔を浮かべて頬張っていた。
函館旅行中にドライブで同イベントを訪れたという小樽市の主婦、佐藤貴代さん(48)は「カキもニラも大好きなのでとても楽しむことができた。旅行中だったので食材を買っていけないのが残念」と話していた。
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