地球温暖化学ぶ、三育小で特別授業

update 2013/2/22 10:04


 函館三育小学校(小原義信校長、児童26人)は21日、同校で地球温暖化をテーマにした特別授業を行った。講演などを通じて自動車が排出する二酸化炭素などの温室効果ガスが、温暖化に与える影響について学んだほか、排出ガスを出さず災害時にも役立つ電気自動車の利用を体験した。

 環境教育の一環として毎年実施。この日は児童20人が参加した。函館中央三菱自動車販売のミーブ推進室長、力石嘉孝さんが電気自動車について「走っているときは排出ガスも騒音もない車」と説明。

 道地球温暖化防止活動推進員のピーター・ハウレットさんが、七飯町大沼の結氷開始が以前より1カ月ほど遅れるなど、身近に忍び寄る温暖化の影について解説した。「地球が熱を出している」と危機を訴え、石油に替わって太陽光や風力、地熱など自然エネルギーの利用推進を呼び掛けた。

 講演後、突然地震が発生したとの想定で、ブレーカーを落とし校内を停電状態にし、児童たちは力石さんが用意した電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」の走行用バッテリーから電気を取り出し、電磁調理器でお湯を沸かしてホットココアを作った。

 3年生の山川詩唯奈(しいな)さん(9)は「氷が溶けたために、別の氷を探して長距離を泳ぐシロクマがかわいそうだった。なるべく環境を大事にしたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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