道立江差病院、出産再開めどつかず

update 2013/2/16 10:21


 【江差】道が2013年度内の再開を示している道立江差病院の出産の取り扱いについて、現時点で具体的な再開時期の見通しは立っておらず、新年度早々の再開の可能性はなくなった。複数の関係者からは年度半ばの秋ごろとの見方もある。

 同病院での出産扱いの中止は2007年1月から続く。桧山南部地域を2次医療圏とする、江差や上ノ国、乙部、厚沢部、奥尻の5町で出産を扱える唯一の病院で、長期にわたり地域の妊婦は函館などでの出産を余儀なくされている。

 これを受け、昨年6月の道議会で高橋はるみ知事は「産婦人科医などの年間を通した派遣について見通しが立っており、最終的な調整に向け協議したい」と明言。その後の桧山管内での関連会議でも、道側は13年度内の再開を優先課題に挙げている。

 同病院の竹原英正事務長は「医師の人数など新年度内の再開に向けて協議を詰めているが、4月1日からの再開は難しい。具体的な再開時期が決まり次第、周知したい」とする。

 南桧山地域医療対策協議会の座長・渋田正己厚沢部町長は「妊婦やその家族にとっては近くで専門医が対応してくれることが何よりの安心で、一日でも早い出産再開を実現させなければならない」としている。

提供 - 函館新聞社


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