市内で振り込め詐欺急増
update 2013/2/15 12:00
函館市内で2月に入って、息子を装い現金をだまし取る振り込め詐欺被害が急増している。道警函館方面本部生活安全課によると、13日までの1週間で3件、250万円の被害が発生。50〜60代をターゲットに、夜遅く電話をかける新たな手口が目立っている。
同課によると、今年の被害件数は13日現在で全道9件、うち、函館中央署管内で3件発生。「風邪をひいて声が変わった」「携帯電話の番号が変わった」など、詐欺の予兆とされる不審電話を含めた認知件数は、函本管内で25件に上る。
予兆電話はこれまで日中に多かったが、最近は午後10時〜午前0時にかけて集中。70代以上のお年寄りではなく、30歳前後の息子を持つ50代後半〜60代前半の市民を狙っているのも特徴。被害者3人も59〜68歳の男女で、同課は「函館市内の高校の卒業者名簿を使っての犯行」とみる。
不審に気付き未遂で終わった事案がほとんど。しかし、被害者は「不倫相手に妊娠させてしまい、示談金で100万円掛かる」「明日まで150万円用意しないと訴えられる」などと懇願され、コンビニエンスストアにあるATM(現金自動預払機)での振り込みを指定された。
同課は、こうした電話を受けた際、▽(電話番号が変わったと言われても)実の息子に電話して事実確認する▽警察に相談する|など冷静な対応が必要と指摘し、「自分はだまされないと過信することなく警戒してほしい」と呼び掛けている。
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