つややか甘〜いキュウリ 森町濁川地区 道内一出荷早く

update 2013/2/13 10:07


 【森】地熱水を利用した促成キュウリの出荷が、森町濁川地区で始まっている。道内一早く出回る地物で、暖かいハウス内でみずみずしいキュウリが育っている。

 愛場秀嗣さん(44)方ではハウス6棟(620坪)で栽培し、今年は1月28日から出荷を始めた。ダクトホースに60度の熱水を流し、地温と気温を確保。室温は夜間12、13度、日中30度ほどに保っている。

 現在は家族4人で収穫、選別し、M21aを中心に箱詰め。1箱にはMで50本(5`以上)入り、日量10箱強を出荷する。3月10日ごろから最盛期に入り、6月いっぱい続く。

 現在は函館市場へ送っており、価格はAM3300円(高値)と例年並み。愛場さんは「寒波と日照不足の影響で、生育が例年より10日以上遅れているが、味が濃くて甘みも十分」と話す。

 JA新はこだて森基幹支店濁川事業所によると、4戸が地熱水を利用、温泉熱利用も含めると同地区の15戸が春キュウリを作る。

提供 - 函館新聞社


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