今が正念場「大間原発反対」、加藤登紀子さん招きフォーラム

update 2013/2/8 10:02


 大間原発(青森県大間町)を止める市民実行委(高橋泰助代表)は7日夜、市民会館小ホールでフォーラム「どうする大間原発?プルトニウムと暮らせる?」を開いた。メーンゲストの歌手加藤登紀子さんがトークとミニライブを披露し、約400人が建設反対への思いを新たにした。

 全3部構成。反原発の活動を続けてきた加藤さんは3部に登場、「六ヶ所(再処理工場)が稼働していないと、大間建設の根拠がなくなる」と核燃料サイクルを批判。今が大間を止める正念場だとして「本当に頑張りましょう」と呼び掛けた。

 被災地へのメッセージを込めて「百万本のバラ」「今どこにいますか」「神隠しされた街」の3曲を弾き語りで歌った。自作の詩「スマイル・レボリューション」も朗読し、社会の仕組みを転換する大切さを説いた。

 第1部は詩人アーサー・ビナードさんがゲストトーク、大間が電気ではなく、プルトニウムを消費するために必要だと説明した。

 第2部では、道教大函館校の田中邦明教授をコーディネーターに、横川由紀さん(自立の風かんばす)、梶原健司さん(梶原昆布店)、山田あゆみさん(山田農場)、韮塚凌平さん(函館ラ・サール高)が同原発問題と暮らしをテーマに討論。山田さんは「広大な土地が汚染されれば、放牧やチーズ作りができなくなる」と話した。韮塚さんは「エネルギーシフトの実現を」と訴えた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです