緊急通報システム設置 85歳以上で倍増

update 2013/2/5 10:09


 函館市が独居高齢者の安全確保に向けて無償で設置している「緊急通報システム」の設置台数が、85歳以上に関して本年度95台(昨年12月末現在)と昨年度に比べて倍増した。本年度から85歳以上の設置条件を身体機能にかかわらず「一人暮らしであれば全員」と広げたことが増加に表れたとみられる。

 機器は対象者からの依頼を受けて自宅に設置。昨年度まで身体機能が衰えた独居の65歳以上を対象としていたが、本年度から85歳以上に関しては条件を大幅に緩和した。

 95台のうち、50台は重度の心疾患や高血圧症といった持病を有するなどの身体機能が衰えた高齢者からの依頼。残りの45台は昨年度まで対象外だった高齢者宅に設置されている。

 市高齢福祉課によると、昨年度の全設置台数は248台で、このうち85歳以上が51台。本年度は対象を広げたことから全設置台数も同現在で262台と昨年度を上回っている。

 機器は消防本部に直通する緊急ボタンと、市または消防本部につながる相談ボタン、火災センサーなどの機能を搭載。機器が離れた場所にあっても、体に身に付けられるペンダントのボタンで消防本部につながる。

 同課は「機器を使用したおかげで一命を取り留めた例もある。依頼があれば自宅に出向いて設置するので、気軽に問い合わせてほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは市内の地域包括支援センターまたは同課(電話0138・21・3025)へ。

提供 - 函館新聞社


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