水ごりで無病息災祈る 高穂神社

update 2013/2/4 10:22


 3日は「節分」。函館はここ数日の暖かさから一転して日中の最高気温が氷点下3・4度と冬に逆戻りした中、市内の寺院や神社では、1年の無病息災を祈る節分祭が開かれた。

 同市上湯川町の高穂神社(澤口廣宮司)では、節分祭を前に水ごりを行った。澤口宮司(62)や神職、氏子代表ら白装束姿の男女6人が、境内にあるオンコの御神木の根元から沸き出る水をかぶりながら、五穀豊穣(ほうじょう)や氏子らの健康、生活の安泰を祈った。

 厳しい寒さの中、澤口宮司が祝詞をささげた後、6人がたるに入った水をおけですくい、「えい」と声を出しながら頭や肩から掛けた。最後に澤口宮司が集まった氏子らに、クマザサに付けた水をかけて厄払いした。

 節分祭はこの後、祈祷や豆まきなどの行事が夕方まで行われ、澤口宮司は「この後400〜500人のおはらいを行うので、気合いを入れてかかった」。同神社の工事にかかわる原田徹さん(52)は昨年に続いて参加し「家内安全を祈った。水をかぶっている時は無心になれる」とすがすがしい表情を見せていた。

提供 - 函館新聞社


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