JR江差駅で開通時のにぎわい再現

update 2013/2/3 10:28


 【江差】JR江差駅で2日、同駅が開通した77年前のにぎわいを再現しようと、特別歓迎が行われた。行商や芸者、女学生らに扮(ふん)した住民100人がホームに集い、「ようこそ江差へ」と笑顔で交流を深めた。

 特別歓迎は、陣屋町内会(室井正行会長)が、JR北海道に協力を持ち掛けて実現。JRが江差線木古内―江差間の2014年度初頭廃止案を示す中、同町内会は「陣屋町に住所がある江差駅と江差線への思いは強く、長年、地域の暮らしに寄り添ってきた。その存在を見つめ直し、鉄路の功績を振り返ろう」と準備に励んだ。

 午後1時ごろに列車が駅に入ると、ホームは歓声に包まれ、約20人の乗客も注目。町内会メンバーが江差線に感謝する合唱を披露し、最後は全員で万歳を繰り返した。

 函館市の会社員近藤勇介さん(36)と長女の愛胡さん(9)は「この歓迎に参加したくて函館から来た。すごい熱気で江差に来て良かった」。山梨県の会社員白井敦史さん(36)は旅行の途中で江差に立ち寄り、「大歓迎に驚き、地域に愛されている駅の存在を感じた。江差線がなくなるかもしれないので寂しさもある」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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