雪と氷の祭典が開幕

update 2013/2/3 10:27


 【七飯】「第47回大沼函館雪と氷の祭典」が2日、大沼公園広場で開幕した。心配された天候も祭りが始まるころには回復。道南の冬を代表する一大イベントを心待ちにしていた家族連れや、国内外の観光客でにぎわった。

 恒例の大沼湖水氷を使った長さ20メートルのジャンボ滑り台では、子どもたちが大はしゃぎ。大人もその速さを体感し笑顔を浮かべる姿が見られた。また、地元の小中学生が制作した雪像や、彫刻を施した芸術的な氷像が並ぶアイスカービング大会で来場者を魅了した。

 「環駒 冬の味覚市」では、七飯、森、鹿部の3町が参加し、地元の農・海産物を生かした加工品などを販売。山川牧場の牛乳にはちみつを加えたホットミルク(七飯)、トマトのスープパスタ(森)、スケトウダラの三平汁(鹿部)が用意され、冷えた体を温かい料理で癒していた。

 祖父母と祭りを楽しんだ小樽市の工藤大輝ちゃん(5)は「寒かったけど滑り台がおもしろかった」と満足気な表情だった。

 祭典は3日までで、味覚市のほか大沼婦人会館でのフリーマーケット、雪像などの各コンテストの表彰式などが実施される。また、同時開催の流山温泉会場でも、スノーラフティング、流山ふゆマルシェ、コロコロアイスクリームづくり、ちびっこソリゲレンデ、森のカーリング体験などが楽しめる。

提供 - 函館新聞社


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