台湾人観光客が好調
update 2013/2/1 10:18
昨年秋に台湾の航空会社2社が函館―台北線を定期便化し、函館への台湾人観光客が増加している。2月10日からは旧正月「春節」の連休となることから、エバー航空と復興航空ともに同路線の予約は好調だ。空港内免税店の売り上げも大幅に増加。運営する函館空港ビルデングは「台湾人向けの商品ラインアップに絞り、売り上げを伸ばしていきたい」と話している。
函館―台北線は、昨年9月に復興航空、10月にエバー航空がそれぞれ定期便を就航させた。函館空港事務所などがまとめた同路線の旅客数は、9月が2470人、10月が3688人、11月が5403人、12月は8030人で、チャーター便だった前年を大幅に上回った。
エバー航空では「函館をはじめとした北海道は台湾人にとってあこがれの地で、人気は根強い」とし、「春節の連休の予約状況も好調」と話す。復興航空も「10、11日とも満席。この季節は一番の書き入れ時」。昨年末には機材を大型化するなど体制は万全だ。
台湾人客の入り込みが好調なことから、函館空港免税店は売り上げが急増し、12月は前年の4倍ほどになった。免税店のある空港国際線の出国待合ロビーは、出発時間の1時間半前から最後の買い物を楽しむ観光客でにぎわう。
台湾人に一番人気があるのが日本のタバコで、店頭では10箱入りのカートンで並べているが、「円安が続きより割安感があるので、一度にまとめ買いしている。ほかに人気があるのは日本酒と大手菓子メーカーのスナック菓子」(同社)という。
大韓航空が10月まで運休することから、同社では春節に向け、台湾人の好みに合わせた商品をそろえていくという。
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