同志社大次期学長に村田氏、医学部構想の行方注目

update 2013/2/1 10:16


 同志社大(京都)の次期学長に村田晃嗣法学部教授(48)が決まり、函館市が誘致を打診している医学部構想の行方に注目が集まっている。医学部に関して村田氏はまだ正式な発言はしておらず、4月1日の学長就任後どのような考えを示すのか注目される。

 同大広報課によると、八田英二学長(63)=5期15年=の任期満了に伴う1月11日の学長選で、村田氏を後任に選出、同26日の学校法人同志社の理事会で正式決定した。新学長の任期は3年。 医学部構想について、同課は「村田教授は理事ではないので、これまで直接的な関わりがなかった。この件についてコメントできる段階ではない」とする。

 学長就任後は、国が医学部新設を認めていない現状や、京都府医師会の反対、政権に復帰した自公政治などを見極めて分析・検討を進めるとみられる。

 同志社は、国の新設容認への対応を加速させるため「医科大学(医学部)設置基本計画検討チーム」を発足、昨年12月に初会合を開いた。既に函館市を含む10ほどの自治体から誘致要望を受け、連携自治体の特定といった本格検討に入る。

 村田氏は神戸市生まれ、87年同大法学部卒。2005年から同大教授、11年から法学部長。

提供 - 函館新聞社


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