アレルギー対応「復興カフェ」常設化

update 2013/1/30 11:17


 函館の市民団体「夢と声で未来を創るユメこえ」(川村陽子代表)が2月1日、杉並町20に「復興カフェ・イン・ミューズ」を移転オープンする。アレルギー対応の食事を提供し、全メニュー原材料表記するのが特徴。念願の常設店を持つことで、活動に弾みが付きそうだ。

 復興カフェは、市青年センター(千代台町)の相談室で火・金曜に開催していたが、一時的な出店ではない常設店を開く目標を持って場所を探していた。川村さんが夜間営業しているミューズの鳴海幸生オーナーと知人だったため、使っていない昼間の時間帯を提供してもらうことにした。

 料理は、札幌のオーガニックレストラン元シェフでユメこえ副代表の高島啓之さん(43)が腕を振るう。ユメこえは昨年から卵、牛乳、小麦を使わないメニューの作り方を教える料理教室を開いており、カフェで提供する飲食物もアレルギー対応にこだわる。

 アレルギー対応メニューは米粉パンケーキランチ(1080円)、米粉野菜パンケーキランチ(同)、豆乳クリームのピザランチ(880円)など。また、妊婦や赤ん坊も飲めるノンカフェインの「たんぽぽコーヒー」や「オーガニックルイボスティー」など飲み物は全て350円。

 売り上げの一部は被災地に募金として届ける。高島さんは「函館でアレルギー対応の飲食店は珍しいので、気軽に足を運んでもらえれば。ママと子どもに優しい店を目指します」と話している。

 月〜土曜の午前11時〜午後3時。問い合わせは同時刻が同店電話0138・55・1153、それ以外は高島さん電話090・8371・5554へ。

提供 - 函館新聞社


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