企業説明会に学生１００人…道内外５０社参加

update 2013/1/27 10:22

　来年３月卒業予定の学生を対象にした合同企業セミナーが２６日、函館国際ホテルで開かれた。道内外から企業５０社が参加。市内の大学に通う１００人を超える学生が訪れ、人事担当者の話に耳を傾けた。

　公立はこだて未来大学、函館大学、道教育大学函館校、北海道大学水産学部の共催。

　函館は首都圏や札幌圏などと異なり、企業説明会の開催が少ないため、学生の企業研究を深める機会として開催した。業種は流通、金融、教育などのほか、自衛隊や道警、海上保安庁など官公庁も参加。各ブースごとに人事担当者が企業の概略や業務などについて説明した。

　採用の視点について、旅行会社の人事担当者は「人とかかわる機会の多い仕事なので、人と向き合えることが必須条件。面接の時は緊張するとは思うが、緊張の中でも素の自分を出せる積極性があるかを見ている」と話す。

　また、道南出身者を積極採用している函館の情報関連企業の担当者は「必要なのは、双方向のコミュニケーション能力といった人間力」とし、「自分が会社に入ってどういうことをやりたいのか、どういう会社なのかをきちんと調べて就職活動に臨んでほしい」とした。

　参加した未来大３年の池上奨さん（２１）はシステムエンジニアを希望。今後本格化する東京都内で開催される説明会などにも足を運ぶ予定といい、「大学で学んだ知識を生かし、デザイン性を兼ね備えたインターフェースを作りたい」と話していた。

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