小林さん 全国書道コンで最高賞
update 2013/1/24 09:55
道教育大附属函館中学校2年の小林奏美(かなみ)さん(14)=函館市東山=が、全日本書芸文化院(全書芸)主催の第62回全国書道コンクールで、最高賞の「最優秀大賞・東京都知事賞」に輝いた。小林さんは「とてもうれしい。今よりももっと頑張っていきたい」と喜びをかみしめている。
幼・小・中の学生部に5951点の出品があり、毛筆の部は最優秀大賞を10人が受賞、その中で都知事賞に選ばれたのは小林さんのみ。半紙に課題「廣川王賀蘭汗(こうせんおうがらんかん)」を臨書し「鋭さが十分に表現され、かすれも効果的で、名前も良い」(全書芸)と高く評価された。
小林さんは小2から書道を始め、自宅近くの岡田静園さんの書道塾に通っている。めきめきと力を伸ばし、現在は同学院中学生の部で6段の実力を持つ。
昨年春に課題を決め、半年間かけて練習。同塾は週1回が基本だが、コンクールに向けて3回通うなどして心血を注いだ作品を完成させた。岡田さんは「線質を温かく書きながら、厳しく見えるように書くこと」と指導。1枚の半紙に躍動する美しい6文字を書くのは至難の業といい、小林さんの技術の高さを示した。
昨年11月に受賞を知った小林さんは「びっくりした。高校に入っても書道を続けたい」と笑顔。岡田さんは「40年間、書道塾をやっていて初の快挙。教えたことに対する理解が早く、筆力と筆意は見事」と目を細めている。
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