アブラツノザメうまい! 特産化へ主婦ら調理

update 2013/1/23 10:10


 【江差】近海で水揚げされながらも、道南の市場に出回ることが少ないアブラツノザメの特産化に弾みをつけようと、町内の主婦らが22日、町役場内で調理実習(町主催)を行った。

 調理実習は、江差町食生活改善協議会(渡辺寿子会長)の15人が参加。町地域雇用創造協議会・特産品開発販路拡大員の松井佳子さんがレシピを考え、皮をむいた「棒ザメ」で調理した。から揚げや西京漬け、かば焼き、フライ、はんぺんなどで「くせのない味でおいしい。ふわふわした食感と骨がないので子どもやお年寄りにも喜ばれそう」などと意見を交わした。

 メンバーは各家庭でサメ料理を研究し、今後はイベントでの出品も検討する。渡辺会長は「味付けでおいしさが増すことが分かった。サメの見た目は怖いけれど上手に料理すれば、いい味になる」と太鼓判を押す。

 アブラツノザメは、冬場のスケトウダラ漁を妨害する向きがあり、昨秋からひやま漁協と桧山振興局が試験漁獲に力を入れている。淡泊な白身は東北地方で高級かまぼこの材料として重宝されており、桧山でもご当地メニューづくりが加速している。

 調理実習のサメレシピは、町地域雇用創造協議会(江差町役場政策推進課内)でもらえる。問い合わせは役場TEL0139・52・1045。

提供 - 函館新聞社


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