12年の函館空港乗降客数 前年上回る149万人
update 2013/1/22 10:17
2012年の函館空港の乗降客数は、前年比7・0%増の149万2722人だったことが函館空港事務所などのまとめで分かった。東日本大震災の影響で利用者が大幅に落ち込んだ11年から約9万8000人増加。10年の水準には届かなかったものの、震災の影響を脱し、回復傾向が鮮明になった。
函館空港の乗降客数は02年の243万人をピークに年々減少し、09年は150万人になった。10年は函館競馬場のリニューアル効果などの要因もあり、158万人まで持ち直したが、震災が発生した11年は139万人にまで減少した。
12年の乗降客数は、国内線が同5・3%増の142万4223人。国際線は同58・9%増の6万8499人となった。10年は国内線が150万1912人、国際線が8万552人だったため、いずれも震災前の水準には達しなかった。
ただ、国際線は函館―台北線が好調。台湾人観光客の函館人気を背景に、9月に復興航空、10月にエバー航空が相次いで同路線に定期便を就航させたことで乗降客数を伸ばした。一方、韓国の大韓航空は、竹島問題をめぐって両国関係が冷え込んだことを受け、11月1日から12月20日まで運休するなどしたため低調だった。
国内線は各社とも「堅調だった」とし、回復傾向が続くことに期待を寄せている。函館空港ビルデングでは「台湾からも観光客が戻ってきており、震災の影響を脱しつつある」と分析している。
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