生活保護者数 過去最多
update 2013/1/17 11:08
函館市は昨年11月末現在の生活保護状況を公表し、1000人当たりの保護者数は前月比0・1ポイント増の47・0と過去最多になった。保護者数は1万3041人で同38人増加、保護世帯数も同39世帯増え9424世帯といずれも過去最多になった。
1000人当たりの保護者数は、バブル崩壊後の景気低迷から2000年度に30を超え、08年度には40を突破。約20年前と比べると2倍近く増えた。市生活支援第1課は「経済が好転しない限り、今後も増え続けるだろう」と懸念する。
保護者数は昨年10月に初めて1万3000人を突破している。世帯数も昨年度に9000世帯(月平均)を超えるなど、増加に歯止めが掛からない状況だ。
新たな保護世帯の開始理由は、「手持ち現金、預金などの減少・喪失」が半分以上を占めた。このほか「失業など」や「離婚」もあった。
全保護世帯のうち、65歳以上の高齢者世帯が43・5%と最も多い。地区別にみると、高齢化率の高い西部、中央部地区が目立つ。同課は「高齢者の受給は今後も増えると予想される」としている。
道内全体の1000人当たりの保護者数は31・2(昨年9月現在)。同月の函館市(46・7)は道内で釧路市(54・8)の次に多く、全国中核市41市中では最も高い(昨年7月時点での比較)。
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